巨人マイコラスのMLB“逆輸入”に現実味!? 米紙予想「レンジャーズ有力」

2014年はレンジャーズでプレーしたマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】
2014年はレンジャーズでプレーしたマイルズ・マイコラス【写真:Getty Images】

米全国紙「USAトゥデー」が「お買い得な11人」に選出

 巨人で3季を過ごしたマイルズ・マイコラス投手の来季メジャー復帰が報じられる中、米全国紙「USAトゥデー」電子版の特集記事では29歳右腕を「お買い得な11人」に選出。移籍先として2014年に在籍したレンジャーズが浮上している。

 アメリカでは毎年11月の第4木曜日を祝日サンクスギビングデー(感謝祭)とし、遠方に住む家族も集まり、盛大に祝う行事となっている。その翌日にあたる金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、日本の初売りのように各所で一斉セールが行われ、クリスマス商戦が華々しく幕を開ける。このブラックフライデーに合わせて、「USAトゥデー」では「MLBブラックフライデー:FA史上でお買い得になる11人の好選手」と題した特集を展開。その中でヤンキースからFAとなった右腕マイケル・ピネダ、ロッキーズからFAとなった捕手ジョナサン・ルクロイらと並び、マイコラスの名前も挙がっている。

 お買い得かつ活躍する可能性のある11人を選出する記事で、マイコラスは10番目に登場。「日本で屈指の効率的な先発投手で、2018年はメジャー復帰を視野に入れている」と紹介されている。NPBでは3年間で通算31勝13敗で防御率2.18という圧倒的な成績を残した右腕は、2012年から2年をパドレス、2014年はレンジャーズでプレーした。メジャーでの通算成績は、37試合で4勝6敗、防御率5.32と奮わなかった。

 来季メジャーに返り咲けば、2008年から2季にわたり広島で活躍し、2010年にレンジャーズでメジャーに復帰した右腕コルビー・ルイスと同じ“逆輸入”となる。記事では、2人は「マイナーでいい成績を残しながらメジャーでは活躍できず、20代後半を日本で過ごし、成長した」部分が似ていると指摘。「ルイスは復帰後にメジャー投手として結果を残したが、マイコラスにも同じチャンスを与える球団はあるはずだ」と分析している。その上で、ルイスや元ヤクルト守護神トニー・バーネットと契約した実績を持つレンジャーズが有力だ予想している。

 今季はエース菅野智之と並び立つ活躍をしたマイコラスの流出は、巨人にとって大きな痛手になるが、米メディアでもたびたび注目を浴びる右腕を取り巻く環境は、メジャー復帰に向けて着々と前進しているようだ。

(Full-Count編集部)

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