ソフトバンク工藤監督「選手に感謝です」史上初の2年連続4連勝で日本一
驚異の日本シリーズ12連勝、ポストシーズンは16連勝
■ソフトバンク 4-1 巨人(日本シリーズ・25日・PayPayドーム)
ソフトバンクが史上初の2年連続スイープで巨人V9以来となる4年連続日本一を成し遂げた。25日にPayPayドームでおこなわれた「SMBC日本シリーズ2020」第4戦。初回に先制を許したソフトバンクだったが、柳田、甲斐の2ランなどで逆転。奪ったリードを鉄壁のリリーフ陣で守り抜き、4連勝で日本一の座に立った。
初回、先発の和田が若林、坂本に連続二塁打を浴びて、4試合目で初めて先制点を奪われたが、その裏、1死二塁で打席に入った柳田が右翼スタンドへの2ランを放って逆転。2回には甲斐のシリーズ2本目の本塁打となる2ランでリードを広げた。
先発の和田は2回で降板。3回からは継投策での逃げ切りを図った。2番手の松本が3回から5回途中までを無失点に封じると、5回2死一塁で丸を迎えた場面では“左キラー“の嘉弥真を投入。ここを凌ぐと、6回からは高橋礼、岩嵜、モイネロと鉄壁のリリーフ陣を注ぎ込み、最後は守護神の森が締めくくり、歓喜の時を迎えた。
試合後の勝利監督インタビューに臨んだ工藤公康監督は「正直ホッとしています。それと同時に嬉しくて嬉しくて、福岡で日本一になることができて最高です。昨年日本一になって4連覇が目標になった。今年は苦しいシーズンの始まりでしたけど、勝ってくれてリーグ優勝してくれた。この日本シリーズ素晴らしい戦いをしてくれた選手に感謝です」と振り返った。
同一球団が2年連続の4連勝で日本一になるのは史上初めてのこと。ソフトバンクは2018年の第3戦から日本シリーズ最長記録を更新する12連勝となり、昨年のクライマックスシリーズ1stステージ第2戦から続くポストシーズンの連勝も16連勝まで伸ばした。プロ野球の歴史の中で4年連続の日本一は、1965年から1973年までV9を達成した巨人以来の快挙となった。
(Full-Count編集部)