「巨大な迷路みたいなものだから…」鷹・王貞治会長が小久保ヘッドに期待すること
「チャレンジする選手たちのいいアドバイザーになると思う」
ソフトバンクは3日、球団OBで野球日本代表「侍ジャパン」前監督の小久保裕紀氏がヘッドコーチに就任すると発表した。2012年に現役を引退した小久保氏は9年ぶりのホークス復帰となる。
ホークスのレジェンドがまた1人、球団へと戻ってくる。小久保氏が工藤公康監督の“参謀”となるヘッドコーチ就任が正式に発表された。9年ぶりにソフトバンクの袖を通す小久保氏に王貞治球団会長も期待を寄せた。
この日、報道陣に対応した王会長は「彼はとにかく自分で自分の体を鍛えて、バットを振って叩き上げて地位を築いてきた。若い子がこれから進んでいく道というのは巨大な迷路みたいなもの。そういったところを通ってきた男だから、チャレンジする選手たちのいいアドバイザーになると思う」と期待を込めた。
小久保氏のような右の大砲はソフトバンクにとっての課題。王会長は「右であれ左であれ関係なく長打力ある人は魅力がある。彼のどうやってやってきたのか、もうちょっとこうしたら良くなるよ、といいアドバイスをしてやって欲しい。ウチの試合は見ているんで、ウチの選手たちのことは他のチームのことよりは詳しいと思う」と大砲育成も願っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)