楽天・田中将大 今オフのメジャー挑戦は確実に
国内にとどまらない、圧倒的なピッチングに対する注目度
やはり今オフのメジャー挑戦は確実か。楽天の田中将大が13日のオリックス戦で開幕21連勝を飾ったことが、米国内でも大きく取り上げられた。AP通信が原稿を配信したため、米全国紙USAトゥデーの電子版でもトップヘッドラインとして快挙を伝えた。圧倒的なピッチングに対する注目は、日本国内だけにとどまらなくなってきた。
記事では、楽天がオリックスを6―2で退けた一戦で、田中が今季の成績を21勝0敗としたことを紹介。稲尾和久が1957年に記録した1シーズンでの連勝記録を塗り替えたと伝えた。
さらに、田中が最後に負けたのが昨年8月19日で、シーズンをまたいでの連勝が「25」に到達したことにも触れている。これについても、メジャーリーグで1936年~1937年にかけてカール・ハッベルがマークした個人の連勝記録を1つ上回るものだと詳しく記した。これにより、世界新記録を樹立したことが米国の野球ファンにも広く知られることになりそうだ。
今オフにはメジャー挑戦に踏み切ることが確実な右腕。記事の中でも、日本の多くの人が、田中がシーズン終了後にメジャーでのキャリアを追い求めることを想定していると言及している。また、日本人投手としてはダルビッシュ有以来の大物だという見方も示した。
まずは、現在は失効状態にあるポスティングシステムの再制定が大前提となるが、米国内では日本球界最高の投手を受け入れる流れが確実に出来始めている。楽天として初の優勝がかかるシーズン終盤の投球には、日本国内だけでなく海の向こうからも熱い視線が注がれることになる。
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