メジャーリーグのGMに求められる役割とは? ランキング上位10人を紹介
トップはレイズのアンドリュー・フリードマン
フロリダ州オーランドで行われていたメジャーリーグのGMミーティングは13日に終了した。そこで、米紙ニューヨーク・ポストは毎年恒例となるGMランキングを発表。独自の視点から、現在のメジャーリーグで優秀な10人のGMを選び、ランク付けしている。
1位はレイズのアンドリュー・フリードマン。昨年に続くトップだ。場所が悪いスタジアムに客は入らず、ちっぽけな予算の中、最も過酷なア・リーグ東地区で信じられない仕事を続けているという。今年は、エース格だったジェイミー・シールズとのトレードでロイヤルズから獲得したウィル・マイヤーズが新人王を獲得。さらに、低価格で契約したベテランのジェームズ・ローニーも活躍し、プレーオフ進出を果たしている。
2位は映画「マネーボール」でさらに知名度を上げたビリー・ビーンが、昨年の4位からランクアップ。アスレチックスを2年連続の地区制覇に導いた。年俸160万ドル(約1億6000万円)のブランドン・モスが打線を牽引し、大ベテランのバートロ・コロンは先発ローテンションの中心として安定感抜群だった。
3位は1つ順位を落としたレンジャーズのジョン・ダニエルズ。2010、2011年と2年連続でワールドシリーズに進出したが、昨年はワイルドカード・ゲーム、今年は163試合目のプレーオフ進出決定戦で敗れた。ただ、チームにはまだ将来性があり、オフには打者の補強に動くだろうとされている。
4位はタイガースのデイブ・ドゥブロウスキーが昨年の5位からアップ。チームを4年連続地区優勝に導いた。7月に3チームが絡むトレードで、内野手の超有望株ホセ・イグレシアスをレッドソックスから獲得した手腕は見事だった。カージナルスのジョン・モゼリアクも1つ順位を上げて5位に。昨年のドラフトでは全体19位指名でマイケル・ワカを発掘。右腕はプレーオフで躍進の原動力となった。カージナルスはここ3年で2度のワールドシリーズ進出を果たしている。