今さら聞けないゴールデングラブとベストナインの違いは
意外と知られていない選出方法
プロ野球もオフシーズンに入り、各賞の発表が続いている。先日はゴールデングラブ賞のセ・パ18名の選手が選出された。近くベストナインの面々も発表される。ここで「今さら聞けない」、「違いを考えたこともない」なんていう人のために2つの賞の違いを解説してみたい。
ゴールデングラブ賞は守備のレベルの高い選手に贈られる賞。ポジション別に、守りが一番いいと評価される選手に記者投票される。外野手はレフト、センター、ライトに関係なく、外野部門で3人が選ばれる。たとえ、打率が低くても、本塁打を打っていなくても、チームが低迷していても、「この選手の守備はうまい」「守備率が高い」などの印象を与えることができ、多く票を集められれば、その選手は名誉を手にすることができる。
一方のベストナインは守備だけでなく、総合的(攻撃、走塁など全般)に評価され、ポジション別に選ばれるもの。パ・リーグでは9人+指名打者も選ばれるため、ゴールデングラブ賞の18人よりも1人多い、19人が選出される。投手部門で選ばれた選手は「最優秀投手」賞となり、タイトルのひとつとして日本プロ野球連盟から表彰もされる。