今さら聞けないゴールデングラブとベストナインの違いは
日本一の球団から多く選出
なお、ベストナインはリーグ優勝をしてCSも突破し、さらに日本一になったチームから多く選出される傾向がある。リーグ優勝から日本一に輝いた球団からの選出の主な例を見ると以下の通り。
▽2012年 巨人(リーグVから日本一)から、投手・内海哲也、捕手・阿部慎之助、三塁手・村田修一、遊撃手・坂本勇人、外野手・長野久義の計5人。
▽2011年 ソフトバンク(リーグVから日本一)から、捕手・細川亨、一塁・小久保裕紀、二塁・本多雄一、外野・内川聖一の計4人。
▽2009年 巨人(リーグVから日本一)から、投手・Dゴンザレス、捕手・阿部慎之助、三塁・小笠原道大、遊撃手・坂本勇人、外野手・Aラミレスの計5人。
▽2008年 西武(リーグVから日本一)から、捕手・細川亨、二塁手・片岡易之、三塁手・中村剛也、遊撃手・中島裕之、外野手・栗山巧の計5人。
これまでの5年間(2010年はリーグ3位のロッテが日本一)では、「リーグ優勝→日本一」の球団から4人以上がベストナインに選ばれている。そのことから考えると、ベストナインはゴールデングラブとは違い、チームの成績や、チームへの貢献度も評価の対象となる。今年、日本一に輝いた楽天からも複数の選出が濃厚。最後まで日本中を沸かせたイーグルスの選手たちにとって、大きな“ご褒美”となるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count