上原浩治がヒゲ剃りパフォーマンス!?
ヒゲを剃ったクローザー
世界一クローザーは、シーズンが終わってからも人気者だ。米全国紙USAトゥデーは、レッドソックスの上原浩治投手(38)がチーム内で大流行したヒゲについて「Nasty(汚らしい)」と話していることを取り上げた。昨年まではたくましいヒゲを生やしていた守護神の冗談交じりの発言について、好意的に伝えている。
同紙は「きれいにヒゲを剃ったクローザーが、ワールドシリーズのビデオで最後の笑いをゲットした」と言及。メジャーリーグ機構(MLB)が26日に発売した今季のワールドシリーズ総集編のVTRで、その様子を見ることができる。
上原の“爆弾発言”が飛び出すのは最後のシーケンスだという。
「長い間、ヒゲを伸ばし続けるのは、ただ汚らしいだけだと思う」
真面目な表情でチーム結束の象徴となったヒゲをバッサリと切っている。もちろん、これは得意とする茶目っ気たっぷりのジョーク。同紙は上原について「愛されているクローザー」と表現し、この発言を紹介している。
上原が渡米してから昨年までたくましいヒゲを生やしていたことは周知の事実。米国で特徴ある風貌にし、自分自身の名前を覚えてもらうことが目的だった。しかし、今季がスタートする前に全て剃り落としてイメージチェンジ。マイク・ナポリらがキャンプからヒゲを生やし続け、チーム内で大流行したこととは逆行する形となった。
同紙も、右腕が過去にヒゲを生やしていたことについて言及。ただ、その仲間意識は素晴らしいものの、守護神への称賛はプレーオフでの活躍とパフォーマンスに対するものだったとしている。スッキリとした見た目ながら、圧倒的な投球でレッドソックスを世界一に導き、最終的にはヒゲ軍団を上回る人気者になった。ただ、上原が今年もヒゲを生やし続けていたらどうなっていたかも気になるところではあるが……。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count