メジャーリーグにおける今オフの勝者と敗者は?
ロビンソン・カノはリッチになったが……
続いて敗者。
【1】フィラデルフィア・フィリーズ
マーロン・バードと結んだ2年1600万ドル(約16億5000万円)は高額すぎると指摘されている。さらに、捕手のカルロス・ルイーズとの3年契約延長やロベルト・ヘルナンデスの獲得も失敗となる可能性が高い。
【2】マービン・ミラー
1960年代から1980年代にかけて選手会の地位向上に大きく貢献したが、またしても野球殿堂入りは叶わなかった。
【3】ロビンソン・カノ
マリナーズと10年2億4000万ドル(約247億円)の超大型契約を結んだ男は、確かにリッチになった。ただ、ヤンキースでスーパースターとしての地位を確立することはなかった。アレックス・ロドリゲスの二の舞いになるのではないかと見られている。
【4】コロラド・ロッキーズ
2006年にMVPに輝いた強打のジャスティン・モーノー内野手、ヤンキースで中継ぎとして活躍したブーン・ローガンを獲得したが、どちらもチームの身の丈に合っていないとされている。アスレチックスからトレードで獲得した先発左腕のブレット・アンダーソンもケガが多い。
【5】監督たち
ビデオ判定の拡大は、監督たちにとって吉と出るか凶と出るか。さらにイライラをため込むことにつながる可能性もある。
【6】カンザスシティ・ロイヤルズ
先発左腕ジェイソン・バルガス、正二塁手候補のオマール・インファンテと、いずれも4年契約を結んだが、やや長すぎるという印象だ。
同紙は、地元チームであるヤンキースとメッツについては、まずまずの動きを見せているとしている。この先、このランキングに割り込んでくる選手、チームはあるのか。出来れば「敗者ランキング」には入りたくないところだが……。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count