今季のトレードに見る勝ち組だった選手はだれ?

昨オフのトレードで最も成功した選手は?

 今オフもストーブリーグが熱く盛り上がっているが、振り返れば、今年の3月以降、7月31日の期限までに成立したトレードも5件あった。

★田中 雅彦捕手(千葉ロッテ)
☆川本 良平捕手(ヤクルト)

★吉野 誠投手(オリックス)
☆甲藤 啓介投手(ソフトバンク)

★長田 秀一郎投手(西武)
☆渡辺 直人内野手(横浜DeNA)

★高山 久外野手(西武)
☆川崎 雄介投手(阪神)

★青木 高広投手(広島)
☆小野 淳平投手(巨人)

【注】( )内は古巣

 さらにシーズン前には日本ハムの糸井嘉男外野手、八木智哉投手と、オリックスの木佐貫洋投手、大引啓次内野手、赤田将吾外野手の2対3のトレードが行われ、話題を呼んだ。糸井や木佐貫は期待に応える活躍も残したが、終わってみれば、オリックスは5位、日本ハムは6位という成績だった。また、オリックスの香月良太投手、阿南徹投手と巨人の東野峻投手、山本和作内野手の2対2のトレードも成立している。

 昨年オフから今年の7月末までに成立した主なトレードの中で最も充実し、成功した選手は誰だろうか。成績等の切り口で人選も変わってくるだろうが、ここでは広島から巨人に移籍した青木を挙げたい。理由は唯一、リーグ優勝に貢献した選手で、そのほかの「付加価値」もあったからである。

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