韓国プロ野球経由で日本に来た優良助っ人たち
韓国プロ野球経由で獲得するメリット
巨人が韓国プロ野球で最多勝を獲得したクリス・セッドン投手を獲得した。SKワイバーンズで14勝挙げた左投手で、ジャイアンツは先発ローテーションとして期待しているという。
これまでも、韓国プロ野球を経由して、日本に来た外国人選手は多くいた。まずまずの活躍を見せた投手を紹介したい。
★ライアン・グリン(三星ライオンズから楽天など)
2003年に韓国でプレーし、その後、楽天、日本ハム、横浜で4年間も日本でプレー。通算26勝44敗は好成績とは言い難いが、先発ローテーションを守る力があった。
★セス・グライシンガー(起亜タイガースからヤクルトなど)
2005年途中から、起亜でプレー。途中入団で6勝。2006年には先発ローテーションの一角として29試合に登板し、14勝12敗。そして2007年にヤクルトに入団し、1年目で16勝を挙げて最多勝をマーク。翌2008年には巨人に移籍し17勝で2年連続最多勝。2009年には開幕投手を務めた。現在はロッテに所属。
そのほか、打者でもホセ・フェルナンデス(SKからロッテ、西武、楽天、オリックス)やタイロン・ウッズ(斗山ー横浜、中日)ら日本のプロ野球の各球団で4番打者として成功を収めた選手が複数いる。
韓国プロ野球経由で獲得するメリットは、選手たちがすでに他国でのプレーに対する免疫ができていることだ。サラリーが日本よりも韓国のほうが低いため、ジャパンマネーを求めてやってくる。それだけハングリー精神も強い選手たちが多い。ドーム球場などの環境整備も日本の方が整っているため、成績が上向くこともあるだろう。果たして、韓国で最多勝を誇ったセッドンはグライシンガーらの再現となるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count