レンジャーズオーナーが田中争奪戦に消極発言

戦力的には田中を欲しいレンジャーズだが…

 ダルビッシュ有投手の所属するレンジャーズのオーナー、ボブ・シンプソン氏が新ポスティング制度で来季メジャー挑戦を目指す楽天の田中将大投手について言及したことが全米で話題になっている。

 地元紙スターテレグラムによると、シンプソン氏は秋信守外野手を7年契約1億3000万ドルの大型契約で獲得したことで、「バジェットがあまりない」とストーブリーグの補強費について説明。米時間26日午前8時に入札開始となった田中については「田中(獲得)は難しいかも知れない。我々は(2011年オフに)果敢に有を狙いにいって、幸運にも獲得できた。絶対にないとは言い切れないが、現状では、我々は今スター選手を獲得するよりも今のチームを完璧な状態に仕上げることに興味を持っている」と話した。

 プリンス・フィルダー一塁手と秋の獲得で野手の補強は完璧となったが、先発陣にはダルビッシュ、左腕のデレク・ホランド以外に頼れる柱が見当たらないのがレンジャーズの泣き所。そのため、ローテーションの中核となる田中はどうしても欲しい逸材。シンプソン氏の一見弱気な発言は争奪戦のライバルに向けた牽制かもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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