2014年に飛躍を期待したいプレーヤー プロ2年目の西武・金子侑司は球団を代表する選手になれるか
主軸への道を歩むライオンズの若武者
昨年、開幕スタメンを勝ち取った若武者はライオンズの主軸への道を歩もうとしている。金子侑司(23)だ。
伊原春樹新監督の構想では、ルーキーイヤーの昨年に続き、今年も9番・ショートとして開幕スタメンに入っている。キャンプ、オープン戦では守備力を高めて、その位置をしっかりとつかむことを期待されている。
運も実力のうち。チャンスを引き寄せられるのも才能だ。新人選手で昨年、開幕スタメンを勝ち取ったのは金子と日本ハムの大谷翔平の2人だけ。金子はその大谷よりも早くプロ初ホームランを放った。
94試合に出場し、打率は2割2分3厘、2本塁打、23打点と数字はパッとしないが、序盤の活躍に加え、9月にもチームを2位に押し上げるきっかけとなったサヨナラ打を放つなど、大事な局面で結果を残せる才能を持っている。それが、金子が秘めるスター性なのかもしれない。
イケメンとして知られ、女性人気も上がっている。打率が上がっていけば、俊足を生かし、1番打者にもなれるだろう。松井稼頭央や片岡治大といった俊足好打の内野手の系譜をたどれるかに注目だ。一昨年は中島裕之、昨年は片岡と活躍した選手が去った西武において、その後継者の座を射止めるのは金子しかいない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count