カブスがマー君獲得に年俸総額2億ドルを提示し、猛プッシュ!?
衝撃的な条件提示を行ったとされるカブス
メジャー移籍で各球団との交渉が最終局面を迎えている楽天・田中将大投手(25)にカブスが年俸2500万ドル(約26億円)の6~8年契約を提示。総額2億ドル(208億円)にも上る大型契約で争奪戦制覇に猛プッシュを仕掛けていることをESPNシカゴ電子版が報じ、話題になっている。
記事では現在カブス、ホワイトソックス、ヤンキース、ドジャース、ダイヤモンドバックスが田中争奪戦の最終局面でしのぎを削っているとしている。その中でも、カブスはリック・レンティリア監督が田中との直接交渉に同席したことを認めている。指揮官は今後の争奪戦を有利に進め、さらに交渉成立後のコミュニケーションを潤滑にするために語学習得プログラムを発注し、日本語を習得する意向を明かすなど、田中獲得に全力を注いでいる。
「選手とエージェントからリクエストされている守秘義務を守りたい」とテオ・エプスタイン社長は交渉の内容を明かそうとはしていないが、メジャーリーグ関係者によると、カブスは田中サイドに年俸2500万ドルの6~8年契約を提示しているという。
この数字を信じるならば、マー君の年俸は日本人史上最高額だったマリナーズ時代のイチロー外野手(ヤンキース)の1700万ドルを遥かに上回ることになる。また、年俸総額が2億ドルとなるなら、それは2007年夏にイチローが結んだ5年総額9000万ドルの倍以上の数字だ。
カブスが衝撃的な条件を提示しているとしたら、ドジャースなど資金力があるライバル球団も一気に条件をつり上げ、さらなる条件の高騰を招く可能性もあるだろう。交渉の締め切りは1月24日(日本時間25日)。ストーブリーグでマー君株はどこまで上昇するのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count