驚異のパワー オルティスがゴルフボールを粉砕!?
レッドソックス連覇の鍵を握る存在
レッドソックスを世界一に導いた主砲デビッド・オルティスの強烈な一振りが話題となっている。最近、明らかになった映像としてUSAトゥデー(電子版)が紹介したもので、オルティスがバットでゴルフボールを粉砕する様子を見ることができる。「ビッグ・パピ」のスイングは、やはり半端ではなかった。
話題の映像は、オルティスの母国・ドミニカ共和国のゴルフ場で昨年12月に撮影されたもの。児童基金のためのゴルフイベントで、かつてのスター選手であるイバン・ロドリゲスらと共に、「トリックプレー」を試みている。
ロドリゲスらは、まずアイアンでゴルフボールを腰の高さくらいまで真上に打ち上げある。すると、アイアンをすぐ脇に置いてあったバットに持ち替え、浮き上がったボールを野球のようにスイングして遠くに飛ばすという芸だ。
ただ、オルティスに限ってはアイアンでゴルフボールを打ち上げる部分をロドリゲスに託し、自分は正面に立ってバットでのスイングに専念。浮き上がってきたボールをフルスイングすると、なんとボールは木っ端みじんに。一瞬で白い煙のようになってしまった。これには周囲だけでなく本人も大爆笑している。
昨季、レッドソックスを5年ぶりの世界一に導いた主砲は、オフに入っても話題を提供し続けている。チームの快進撃の象徴となったヒゲは、剃り落としてオークションにかけられ、約110万円の値がついた。また、ボストンの市長選では立候補してないオルティスの名前を多くの市民が記入し、3位の票数を獲得している。地元での人気は絶大だ。
レッドソックスの戦力はほとんど変わらず、今年は2年連続のワールドシリーズ制覇にも期待がかかる。守護神の上原浩治と家族ぐるみの付き合いでもあるオルティスの存在は必要不可欠だ。主砲のバッターボックスでの強烈なスイングが、今年も鍵となることは間違いない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count