「寝具」や「加湿器」、「炊飯器」も? 選手たちがキャンプに持参する“アイテム”を探る
持参がもっとも多いのは「寝具」
各球団ともキャンプ第1クールがスタートした。松井秀喜氏の臨時コーチで盛り上がる巨人。大物高卒新人の松井裕樹に視線が集まる楽天など、今年も話題が豊富だ。球団によっては朝6時の散歩から始まるプロ野球キャンプの一日も、大体、夕方には終わってしまう。選手たちにとってはその後のグラウンド以外での過ごし方も重要だ。ここでは、プロ野球選手たちが宿舎に持ち込むマル秘アイテムを紹介したい。
もっとも持参するのが多いアイテムは「寝具」。マイ枕、シーツ、マットレスと自分の体に合ったものを持ってくる。ホテルによってはベットマットの硬さが腰痛持ちの選手などに合わないケースがある。初めから和室の部屋を頼み、布団を敷いて寝ている選手も珍しくないほど、睡眠は大切なのだ。
持ち込まれるマットレスは低反発仕様のものが主流。寝具メーカーと契約するほど、こだわりを持っている選手もいる。疲れがたまってくると寝違えを起こすことも多く、翌日の練習に支障が出る。枕やマットレスなどをあらかじめ用意して自分に合ったもので合宿生活を送ることは、体のケアにつながるのだ。今年も広島のルーキー・大瀬良大地投手らが持参。眠る時の姿勢や睡眠時間なども細かく考えて、キャンプを過ごしている。
次に多いのは「本」である。新人の入寮の時などにも選手はお気に入りの一冊や自分のこだわりの本を持参し、部屋に置いている。キャンプ期間は自分の時間が普段よりも多い。空港で単行本や文庫本を何冊か購入して、キャンプ地に入る選手もいる。こういう時に、じっくり読破するというのもいい考えである。本を読む人もいれば、DVD鑑賞で時間を使う選手もいる。ポータブルDVDを持参し、映画やドラマ、バラエティーを堪能し、リラックスしている。