「寝具」や「加湿器」、「炊飯器」も? 選手たちがキャンプに持参する“アイテム”を探る
日本人メジャーリーガが持ち込むものは?
さすがはプロ野球選手、という持参アイテムは、トレーニング器具だ。ストレッチマットを個人で用意し、部屋でストレッチや軽いトレーニングができるようにしている選手もいる。思い立ったらすぐに動く習性を持っている選手には必需品のようだ。部屋でバランスボールに乗りながらテレビを見たり、鉄アレイを使ったりと空いた時間も無駄にはしない。
健康管理という面では「加湿器」を持参する選手も多い。キャンプ地に到着後に近くの電気屋で購入する人や、ペットボトル式の加湿器を持ってくる選手などさまざま。意外とキャンプ地は乾燥するため、のどや体の調子にも影響が出やすい。部屋の湿度を保たないと、風邪も引きやすくなる。ホテルでも貸し出しはしているが、台数に限りがあるという。
ところかわって、日本人メジャーリーガーが大事に持ち込むのは「炊飯器」だ。アメリカでも日本スーパーで購入できるが、性能が違う。やはり日本人の主食はコメであり、1日最低1食はご飯を食べたくなるものだ。パンやハンバーガーだけでは、生活もきつくなる。その点、炊飯器があれば、問題は解決する。そのため、多少、運ぶのが重くても、選手は炊飯器とともに海を渡るのである。
野球道具でも重さや形の違ったバットやグラブを持ち込む選手もいる。また、いつコンバートを命じられてもいいようにポジション別のグラブを用意するケースも珍しくない。厳しい競争が繰り広げられるキャンプを勝ち抜くために必要なアイテムが、各選手にはあるのだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count