マー君の最初の“敵”は? メジャーにおけるキャンプから開幕までの流れとは
最大の問題となっている渡米時期
ヤンキース入団が決まった田中将大投手(25)のキャンプインが今月15日に迫っている。4月1日の開幕戦までにどんな時間を過ごすかで、1年間の活躍も変わってくるはずだ。では、田中はこれからどのような流れを踏んで、シーズンに突入していくのだろうか。
同じようにポスティングシステムで渡米した松坂大輔(2007年)、ダルビッシュ有(2012年)の1年目のキャンプを振り返りながら、キーポイントを考えてみたい。
田中には、2人の先輩にはなかった意外な“敵”が立ちはだかるかもしれない。それは時差だ。
最大の問題となっている渡米時期。右腕はまだ日本にいるが、当時の松坂は1月12日、ダルビッシュは2月10日にキャンプに備えて海を渡っている。田中の渡米が遅れている原因は“ポスティング余波”によるところが大きい。