引退を決意したデレク・ジーター、「偉大なヤンキー」第6位に輝く!
過去の偉人に混ざり、第6位に選出されたジーター
ヤンキースの「キャプテン」デレク・ジーター内野手の今季限りでの引退表明は、全米に衝撃を与えた。メジャーリーグ機構コミッショナーのバド・セリグ氏が「彼よりも大リーグの象徴と表現できる選手はいない」と声明を出すほど、現役では図抜けた存在のスーパースターだった。地元紙ニューヨーク・ポストでは、特集記事で「偉大なヤンキーTOP10」を選出。ジーターは過去の偉人たちに混ざり、第6位に選出されている。
同紙のベスト10は以下の通り。
【1】ベーブ・ルース
通算714本塁打は、1935~74年までメジャー記録を守った。現在でも史上最も偉大な野球選手として認識されている。
【2】ルー・ゲーリッグ
2130試合連続出場はカル・リプケンJrに破られるまでメジャー記録、通算安打数はジーターに破られるまで球団記録だった。
【3】ジョー・ディマジオ
1941年にはメジャー記録の56試合連続ヒットを記録。1954年にはマリリン・モンローと結婚した。
【4】ミッキー・マントル
1956年には三冠王に輝き、キャリアを通して負傷に苦しみながらも通算536本塁打を放った。
【5】ヨギ・ベラ
選手として10度の世界一に輝き、ア・リーグMVPに3度、オールスターには15度、選出された。
【6】デレク・ジーター
2003年からキャプテンを務める。ヤンキース史上最高の通算3316安打は現在も増え続けている。5度の世界一に輝き、2000年にはワールドシリーズMVPを獲得。1996年の新人王で、オールスターには13度選出された。
【7】マリアノ・リベラ
メジャー史上最多の652セーブを記録した。
【8】ホワイティー・フォード
球団史上最多の236勝を記録した。
【9】ビル・ディッキー
ヤンキースの捕手として8度の世界一に輝いた。
【10】ドン・マッティングリー
負傷が多くキャリアも14年と短かったが、通算打率3割7厘、1099打点、MVP1度と活躍。しかし、ワールドシリーズに1度も勝っていないというヤンキースのスター選手としてはレアな経歴を持つ。
いずれも球史に残る選手ばかりで、ジーターがヤンキースの中でもいかに偉大な選手として認識されているかが分かる。輝かしい記録や華のあるプレーはもちろん、キャプテンとしてのリーダーシップや、誠実な人柄、スターらしい振る舞いなどもジーターの評価を高めていることは間違いない。背番号2が永久欠番となることも確実だ。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count