「田中は憎むべきヤンキー」チャーター機でやってきた田中にボストン・ヘラルドが痛烈批判
田中の加入を楽しみにするレッドソックス
田中は12日の記者会見でレッドソックス戦について次のように語った。
「日本でレッドソックスとヤンキースの試合を見ていても、盛り上がりというのはテレビを通じても分かります。それを実際に自分がグラウンドに立って、どういう感じなのかというのはすごく楽しみです」
1つはっきりしているのは、田中がすでにレッドソックスの“標的”とされていることだ。フェンウェイ・パークに行けば、強烈なブーイングを浴びることは間違いない。本当に田中が楽しめるほどの雰囲気ではないかもしれない。ただ、これは日本には確実にないもの。新たな刺激を求めて海を渡った闘志溢れる右腕にとって、燃える材料になることも確かだろう。
今年最初の敵地でのレッドソックス戦は、4月22日からの3連戦。仮に田中が開幕ローテーションの3番手としてスタートを切れば、マウンドに上がらない計算になる。ただ、同地区の両者の対戦は多いだけに、これから7年間で何度も刺激的な体験をできるはずだ。
「マー君VSレッドソックス」が新たな名物対決になるのか。新人ルーキーが本当に憎むべき存在になることを望んでいるのは、毎年、ヤンキースとの対戦を楽しみにしているレッドソックスファンなのかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count