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元広島の助っ人がメジャーで前人未到の復活劇へ レンジャーズを優勝に導くキーマンとなれるか

股関節は痛みが消え、肘の調子も絶好調

 過去2年、怪我続きの日々を過ごしていた時には、どことなく姿に暗い影が差していた。だが、今は違う。2006年以来、違和感を覚えていた股関節は、ウソのように痛みが消え、動きはスムーズそのもの。肘の調子も絶好調。体がこんなに健康でフレッシュな状態に感じられたのは、一体いつ以来のことなのか、思い出せないくらいだ。

 長年痛みと闘ってきたことを知る夫人に「違和感のない股関節で、どうやってピッチングするか知ってるの?」とからかわれたという話を披露する表情には、一点の曇りもない。体の健康が、心にも健康をもたらしたのだろう。

 実は、股関節置換手術を受けた後、現役復帰したメジャー投手は1人もいない。大半が現役引退後に受ける手術で、傷んだ関節の代わりに置き換えられた約900グラムの金属製人工関節が、投球動作による負荷に対して、どれだけの耐性があるのかは不明だ。

 ただし、望みはある。ルイスの執刀医でもあるエドウィン・スー医師は、2012年に米プロレス団体WWEのレスラー、アンダーテイカーにも同様の手術を施した。そして、アンダーテイカーは出場機会こそ減ったが、現役レスラーを続けている。

「(2010年のメジャー復帰に続き)レンジャーズは自分にもう一度チャンスを与えてくれた。今の自分にできることは、この体でできるだけのパフォーマンスをすること。満足な投球ができれば、先発ローテ入りできる。できなかったら、またその時だ」

 新しい体で再出発。ルイスが先発ローテ入りを果たせば、レンジャーズにとって、願ってもない戦力アップにつながるはずだ。

【了】

佐藤直子●文 text by Naoko Sato
群馬県出身。横浜国立大学教育学部卒業後、編集プロダクション勤務を経て、2004年にフリーとなり渡米。以来、メジャーリーグを中心に取材活動を続ける。2006年から日刊スポーツ通信員。その他、趣味がこうじてプロレス関連の翻訳にも携わる。翻訳書に「リック・フレアー自伝 トゥー・ビー・ザ・マン」、「ストーンコールド・トゥルース」(ともにエンターブレイン)などがある。

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