ロッテの「アジャ」こと井上晴哉とは何者?
ロッテに入団した巨漢の大砲
ただの色モノではなさそうだ。ロッテのドラフト5位ルーキーの井上晴哉(せいや)内野手(24)が開幕スタメンを奪う勢いを見せている。20日に行われた日本ハムとの練習試合で右中間スタンドへホームランを放つなど、4打数2安打の活躍。一塁のレギュラーを獲れそうなこの若者。「アジャ」と呼ばれる巨漢の大砲だ。おかわり君こと西武の中村剛也内野手のような長距離砲になれるか。期待が集まる「アジャ」とは果たしてどんな男なのか。
☆あだ名は「アジャ」
女子プロレスラーのアジャ・コングに顔が似ていることが発端だった。社会人の日本生命時代に名付けられた。今ではすっかり定着しており、井上と呼ばれることに違和感を覚え始めている。高校時代の同僚によると「ボブ・サップ」と呼ばれたこともあり、どうやら巨漢のイメージが強いようだ。
☆実力
1989年7月3日、広島市生まれで崇徳高校出身。甲子園出場経験はなかった。高校通算31本塁打。中大に進学し、2年秋に首位打者を獲得。3年夏には大学日本代表に選出され、昨年10月の東アジア大会(中国・天津)で金メダル獲得に貢献するなど、アマチュア球界では好成績を収めている。
☆生まれた時から「巨漢」
出生時の体重は約5200グラムと信じられないくらいのベイビーだった。ドラフト時は1メートル80センチ、110キロというサイズ。110キロは日本球界の日本人選手の中で最重量だ。ちなみに中日のブーちゃんこと中田亮二は107キロ。現在は115キロもあるという。
☆お菓子大好き。好物はロッテの……
ロッテの「パイの実」が大好きで、製造ラインに入りたいくらいの好物と宣言。アジャ・コング似なことや、ロッテのお菓子が好きなことをアピールすることでメディアを楽しませていたため、「実力は?」との声も聞こえてきたが、ここまでは立派な数字を残し、その実力を証明している。