ヤンキース・イチローが27日のパイレーツ戦で3番ライトで今季初の実戦に挑む

下馬評の低さを覆せるか

 ヤンキースのイチロー外野手が27日(日本時間28日未明)にタンパ、ジョージ・スタインブレナー・フィールドで行われるオープン戦、パイレーツ戦(昨季ナ・リーグ中地区2位)で、3番ライトで今季初めて実戦に先発出場する予定であることが明らかになった。ヤンキースが発表した。なお、悪天候で中止となる可能性もあるという。

 1番レフトは4年5200万ドルで契約延長したばかりのブレット・ガードナー外野手。今季限りでの現役引退を表明しているデレク・ジーター遊撃手が2番に入る。3番イチローに続く4番は今季オリオールズから加入したブライアン・ロバーツ二塁手。5番は控え捕手のフランシスコ・セルベリが入っている。

 昨年プレーオフ進出を逃した反省から、ヤンキースは今オフにカルロス・ベルトラン、ジャコビー・エルズベリーと大物外野手を補強。地元メディアの大半はイチローの出場機会減少を予想している。下馬評の低さを覆すためにも、今季チーム3試合目のオープン戦で回ってきた出番で、是が非でも目に見える結果を出したいところだ。

 タンパでのスプリングキャンプ合流直後には、イチローは「いつも勝負してますね。マリナーズの時だって、勝負してないことないですよ。(2004年にメジャー記録の)262(安打)打った後でさえ、そうですね。ちょっと第三者とは感覚が違うでしょうね」と語っている。

 メジャー通算3000本安打達成という金字塔まであと258本と迫っている。40歳で迎える2014年シーズン、天才イチローの挑戦がついに始まる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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