今日3月9日のオープン戦の注目 巨人・内海哲也投手が開幕戦と同カードとなる阪神戦でエースの意地を見せられるか
開幕戦と同一カードとなる、阪神対巨人
オリックス-日本ハム(12時30分・姫路)
阪神-巨人(13時・甲子園)
楽天-中日(13時・倉敷)
ロッテ-西武(13時・QVCマリン)
DeNA-ソフトバンク(13時・横浜)
広島-ヤクルト(14時・マツダ)
球場こそ違うが、3月28日の開幕戦と同カードとなる阪神-巨人戦。巨人の先発はエース・内海哲也投手。昨年までの絶対的エースである。
今も精神的な支柱として存在感を発揮しているが、開幕投手の座はこれまで通りにはいかない。昨年、同じく13勝をマークした菅野智之投手が上々の仕上がりを見せているからだ。8日のオリックス戦でも5回をヒット2本に抑える好投。無失点で終えた。直球やフォークのコンビネーションが素晴らしく、打者を封じ込んだ。
ここで内海が精彩を欠くようなことがあれば、開幕投手レースの情勢が一気に菅野有利に傾くことになる。開幕まで残り1か月を切って、そろそろ調整の逆算が始まり、首脳陣も開幕ローテを決める時期にきている。相手が阪神ということもあり、ここで内海が苦手意識を持ってしまえば、開幕カードに投げさせることはせず、万全を期して次のカードに回す可能性も出てくる。
ここが内海にとっての正念場。エースの意地とプライドをかけたピッチングを見せてくれるに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count