イチローのフィリーズ移籍の話題が再燃 米メディアで賛否両論の声

イチローはフィリーズ攻撃陣の不振を救うことができる

 ヤンキースのイチロー外野手(40)のフィリーズ移籍の噂が再燃している。米ケーブル局ESPNのバスター・オルニー記者が、ツイッターでイチローの契約にトレード拒否条項が含まれていないことを報じ、その去就に言及。これを受けて、ニューヨークの地元紙スターレジャーなども、その可能性を検証している。

 フィリーズは2012年オフにもイチローの獲得に動いており、今オフにも移籍先として名前が挙がっていた。

 フィリーズはここまでオープン戦で2勝9敗2分けと苦戦しており、これはフロリダでキャンプを行っているチームで構成されるグループフルーツ・リーグで最下位の成績だ。最大の原因は攻撃陣の不振で、ヒット数と出塁率はリーグ最低。GMのルーベン・アマロJr氏は補強に動かなければいけない状況となっている。

 そこで浮上しているのがイチローの獲得だ。

 ESPNのオルニー記者は、ヤンキースとフィリーズのトレードは理にかなっているとしている。ヤンキースにはジャコビー・エルズベリー、カルロス・ベルトラン、ブレット・ガードナー、アルフォンソ・ソリアーノと外野手が揃っており、イチローがチームにいても、出場機会は昨季よりもさらに減少すると見られている。

 昨年は150試合で136安打、打率2割6分2厘とメジャー13年目で最悪の成績に終わった。26四球も2012年の22四球に次ぐキャリア2番目の少なさだった。ただ、「フィリーズに行けば、イチローは不振の攻撃陣を救うことができる」とスターレジャー紙は言及している。

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