イチローのフィリーズ移籍の話題が再燃 米メディアで賛否両論の声

フィリーズが獲得に本腰を入れることはあるか?

 仮にフィリーズが獲得に動けば、イチローの年俸650万ドル(約6億7000万円)の一部をヤンキースが負担することになるという。フィリーズは選手の総年俸が“贅沢税”の上限額である1億8900万ドル(約193億円)に迫っているが、イチローの年俸の大半を負担しても、届くことはないとしている。

 一方でNBCスポーツ電子版では、ビル・バエル記者がフィリーズとのトレード実現に否定的な見解を示している。特集記事では、移籍の場合は、ヤンキースはイチロー年俸分の650万ドルを負担するか、等価のトレード要員を獲得することになるだろうと予測しつつも、現状すべてを踏まえた上で両軍にマッチするとは思えないという見方だ。

 トレード自体はまだ何も確信はなく、オルニー記者のツイッターも推測の域を出ていない内容だった。ただ、1つだけ確かなのは、仮にアマロJr・GMがすぐに外野手の補強に動かなくても、開幕までには必ずメンバー構成に疑問を感じるだろうということだ。

 オープン戦でも下位打線が定位置になるなど、イチローへの扱いは極めて厳しくなっている。どんなにアピールしても、レギュラーポジションを確保できるか分からない状況だ。移籍はイチローの現状を打開する可能性を秘めているが、果たしてフィリーズが獲得に本腰を入れることはあるのだろうか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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