【12球団総まとめ】開幕まで2週間を切ったプロ野球 1軍ベンチ入りを果たす新人選手は?
ドラフト1位から4位までがベンチ入りしそうな広島
【広島】
大成功のドラフトだったといえそうだ。開幕ローテーションに大学ナンバーワンのドラフト1位右腕、大瀬良大地(九州共立大)が入る。大瀬良だけでなく、亜細亜大学からドラフト2位で入団した九里亜蓮投手も好調で、ローテ候補に挙がっている。
3位の田中広輔内野手(JR東日本)も力を見せ、開幕1軍が濃厚。4位の西原圭大投手(ニチダイ)も中継ぎで28人の枠に入りそうだ。最初の登録では2カード目に投げる先発投手はベンチ外になる可能性もあるが、高卒新人の中村祐太投手(関東一)以外、5人中4人が1軍レベルにいる。
【中日】
中継ぎの1枚として四国アイランドリーグ香川から入団したドラフト2位の又吉克樹投手が開幕1軍切符をほぼ手中に収めた。オープン戦でも結果を出しており、右肘痛で離脱した浅尾に代わるセットアッパーとして田島とともに期待されている。新人であるため、重要な場面はいきなり酷かもしれないが、勝ちゲームに起用される投手になっていくだろう。5位の祖父江大輔投手(トヨタ自動車)も力はある。
【横浜DeNA】
中畑清監督はドラフト2位の平田真吾投手(ホンダ熊本)の開幕1軍スタートを明言。スライダーやフォークボールを駆使し、1イニングをきっちりと抑え、セットアッパーとして期待が寄せられている。オープン戦4試合に登板し、打者14人対し1安打無失点。防御率は0・00と結果を残している。ドラフト3位の嶺井博希捕手(亜細亜大)も開幕1軍が濃厚だ。
【ヤクルト】
ドラフト1位の杉浦稔大投手(国学院大)が右肘内側側副靱帯の断裂 と診断され、大きな痛手となったが、2位の西浦直亨内野手(法政大)はほぼ当確。昨季限りで引退した宮本慎也氏の後継のショートとして期待されている。開幕スタメンもありそうだ。また、ドラフト3位の秋吉亮投手(パナソニック)は11日のソフトバンク戦で先発し、4回1安打無失点と好投。サイドスローから速球を投げ込む独特な投球で開幕ローテ入りを狙っている。