21日から始まる見所満載の選抜高校野球 大会を彩る好選手を一気に紹介!

大会屈指のサウスポー、佐野日大・田嶋

 第86回選抜高校野球大会が21日から幕を開ける。今大会はやまびこ打線で名を馳せた池田(徳島)が27年ぶりに出場するなど話題が多く、初戦から高知・明徳義塾と智弁和歌山が激突するなど見どころも満載だ。12日間にわたって繰り広げられる熱戦において、注目選手は誰なのか。開幕を前に主な選手を紹介したい。

【横浜・高濱祐仁内野手(3年)】

 佐賀県出身。兄の高濱卓也(ロッテ)の影響もあり、横浜のユニホームに憧れて入学。2006年の選抜で優勝した兄の姿は目に焼き付いており、今度は自分の番だと気合十分だ。1年生の夏から4番に座り、夏の初打席はなんとホームラン。華々しくデビューした。

 昨夏の県大会準々決勝では、楽天に入団した松井裕樹(桐光学園)から本塁打を放つなど強打者として注目された。憧れの選手は日本ハムの中田翔。大阪桐蔭時代の甲子園でのホームランが忘れられないという。プロ入りを目指す高濱が中田の背中を追いかけ、まずは甲子園での活躍を披露する。

【佐野日大・田嶋大樹投手(3年)】

 大会屈指のサウスポーと呼んでいい。スリークオーターから直球、スライダー、ツーシームを投げ分ける。140キロ中盤のストレートもキレがあり、プロ6球団が練習試合に視察に訪れるなど、注目度は高い。

 2011年には、16歳以下の日本代表に選ばれ、主戦投手として活躍。アメリカ、キューバに続く成績を収めた。同じチームにはプロも注目する横浜の左打者、浅間大基外野手(3年)も一緒にプレーしていた。昨秋の関東大会では佐野日大が横浜を破ったが、再戦にも期待したい。

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