ヤンキースでは田中将大がサイ・ヤング賞最有力候補!?
メジャー全体での本命はダルビッシュ有
ヤンキースの田中将大投手が、サイ・ヤング賞候補に挙げられた。地元紙スターレジャーは、米国の大手ブックメーカー「ボバダ」によるア・リーグのサイ・ヤング賞予想で、田中が8位タイとなる16倍のオッズを付けられていることを取り上げた(同紙が報じた主なオッズは別表の通り)。
すでに1週間以上前にオッズが発表されていたが、オープン戦でルーキー右腕が好投を続けているため、米メディアも過大評価ではないと感じ始めているようだ。
田中の16倍は、ヤンキース投手陣の中ではトップ。エースのCC・サバシアは20倍、黒田博樹は50倍となっている。
もっとも、さらに注目すべきは全体トップ。ダルビッシュ有が7倍で大本命に推されている。デビッド・プライス(9倍)、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー(ともに10倍)と受賞経験者をおさえており、評価の高さがうかがえる。
ヤンキースでサイ・ヤング賞を獲得したのは、2001年のロジャー・クレメンスが最後。この時は20勝3敗、防御率3・51、213奪三振という成績だった。球団にとっては13年ぶりのサイ・ヤング賞誕生へ、まだメジャーで1球も投げていない田中への期待が高まっている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count