レッドソックス上原浩治が“レギュラーシーズンモード”に突入!?
昨シーズンと変わらぬパフォーマンスを見せている上原
昨年レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献した上原浩治投手が3月31日のリーグ開幕戦の10日前から登板回数を一気に増やし、レギュラーシーズンモードに突入することが分かった。3大テレビネットワークNBCのケーブルテレビ「コムキャストスポーツ」電子版が報じた。
レッドソックスのジョン・ファレル監督は「彼は土曜日(22日)に再びマウンドに立つ。来週は3試合で投げることになるだろう。彼にはしっかりと休養を取ってもらったので、彼の腕も素晴らしい状態にある」と語ったという。
上原は今年のオープン戦4試合すべてで無安打、無失点と好調を持続している。3日のパイレーツ戦、7日のブレーブス戦、11日のマーリンズ戦、17日のカージナルス戦と登板間隔をしっかりと空けているが、これはファレル監督の戦略だった。
昨年73試合で登板し、4勝1敗21セーブ13ホールドで、防御率1・09という圧倒的な成績だった上原だが、昨季の登板過多と4月3日に39歳の誕生日を迎える年齢面から、守護神には春季キャンプ終盤まで、しっかりと休養を取らせ、そのコンディションを見守っていた。
昨シーズンと変わらぬパフォーマンスを見届けたファレル監督は、上原に対してレギュラーシーズン同様のペースで登板機会を与える方針。これまでのオープン戦では、相手の主軸バッターが試合終盤で交代してしまうことから、試合序盤で投げる機会が多かったが、今後は抑えればセーブが付くような終盤の場面で起用することにもなるという。
「抑え投手を、試合の流れを考えるようなマインドにさせるメリットは大きい」とファレル監督。ワールドシリーズ連覇に向け、絶対守護神・上原の大活躍を心待ちにしている様子だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count