調子上向きもイチローの出番は減少か ヤンキース監督が現状を語る
イチローは調子を上げるも、ヤンキースでの序列を崩すまでには至らず
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督が今季のイチロー外野手の出番減少の方針を明らかにした。ニューヨーク・デイリーニュースが「イチローのヤンキースでの役割は流動的で、外野は人でいっぱい」と報じた。
「今年のオフが始まるまでは、彼は外野手のレギュラーだった。だが、状況は変わった。我々ヤンキースが外野手を補強したので、彼の役割が変わる可能性がある。だが、どんなことが起きるか分からないので、どの選手も毎試合先発できるように準備させなければいけない。我々はその準備を済ませている」
あと10日に迫った今季メジャー開幕を前に、指揮官は将来の殿堂入りが確実なイチローの現状をこう語っている。
キャンプ前から地元メディアでヤンキースの今季の外野陣は大型補強で獲得したジャコビー・エルズベリー、カルロス・ベルトランの2人と、生え抜きのブレット・ガードナーが外野手のレギュラーとなり、外野手4番手のアルフォンソ・ソリアーノは指名打者となると分析されてきた。
メディア報道で外野手の5番手という位置付けだったイチローは20日のオープン戦、レッドソックス戦で1番打者として先発し、4打数1安打2打点。また21日のパイレーツ戦では9番指名打者で先発出場し、3打数1安打と4試合連続安打となった。だが、残念ながらヤンキースでの序列を崩すには至っていないようだ。