調子上向きもイチローの出番は減少か ヤンキース監督が現状を語る
イチローの起用法はかなり流動的なものに
「外野手には何人か年齢を重ねた選手がいるので、彼らの調子やパフォーマンスに注視したい。相手ピッチャーとの相性や、休みが必要な状態であれば、メンバーを代えるかもしれない。少し痛んだ選手が出れば、何日かオフを与えるだろう。(外野手の起用に関する)正確なプランというものは現状存在しない。1シーズンを通したマネジメントになるし、選手の状態にもよる」
ジラルディ監督はそう説明している。40歳のイチローの出番は38歳のソリアーノと36歳のベルトランのコンディション、また、故障者や相手ピッチャーに影響されるため、かなり流動的なものとなりそうだ。
一方、リードオフマンを務めることになるエルズベリーには故障離脱の不安もある。昨年まで所属したレッドソックスでは2009年シーズン以降、活躍と故障のシーズンを繰り返している。
2009年は153試合、2010年は18試合、2011年は158試合、2012年は74試合に出場。ワールドシリーズを制した昨年は134試合出場だった。ここ5年間の流れでは今シーズンは故障に見舞われる可能性もある。
実際、エルズベリーも最近ふくらはぎの違和感で治療し、MRI検査を受けているが、ヤンキース側は検査結果を「問題なし」と強調している。現状ではイチローは控え選手としてメジャー14年目の開幕を迎えることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count