黒田博樹や田中将大の負担増か? ヤンキースエースのCC・サバシアが開幕戦で不安を露呈
黒田や田中に対する負担がかなり増える?
サバシアは試合後、「(乱調は)自分にとって一番つらい出来事だった。すごく楽しみにしていたし、子供のような気持ちだった。昨日の夜はユニフォームを着て寝ようかとも思った。ナーバスだったし、イライラしてしまった。最高の出だしを見せようと思い込み過ぎて、いいピッチングができなかった」とコメントし、メンタル面での調整不足を不振の理由に挙げている。
一方、指揮官はどう見ているのか。
「キャンプ中からボールにまだキレがないと話したけれど、今夜の最初のイニングもそうだった。大げさな問題なのかどうか、いずれにしてもしばらくすると落ち着いたようだ。問題を解決したかのように見えた。先発ピッチャーに関しては次の出番まで少し待たなければいけないのが心配だ。野手は翌日に出番が来るから(前日の不振も)大した問題ではない。先発投手の場合はちょっと心配だね」
ジョー・ジラルディ監督はこう語り、不安を示している。
ヤンキースでは間違いなく実績ナンバー1のサバシアだが、黒田博樹、田中将大という日本の両エースを差し置く実力をいまだキープしているのだろうか。毎年恒例の開幕乱調なのか、それとも加齢による衰えか。後者だとすると、プレーオフ進出への星勘定で、黒田や田中に対する今シーズンの負担はかなり増えることになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count