米大統領とレッドソックス主砲の2ショット写真が社会問題化!?
米メディアが報じる
レッドソックスの指名打者デビッド・オルティズが先日、昨年の優勝チームとしてホワイトハウスに招待された際、バラク・オバマ大統領と自らの携帯電話で2ショット写真をセルフィー(自撮り)したことが話題となったが、実はオルティズが韓国の携帯電話会社と“プロモーション契約”を結んでいたことが発覚。ニューヨークデイリーニュースが「オバマとオルティズのセルフィーはサムソンの策略」と報じるなど社会問題化している。
サムソン社側が同紙の取材に、「(オルティズの2ショット撮影に)興奮した。(サムソンは)選手といかにイメージを共有するか、デビッドとチームと共同作業を行った。彼がスマートフォンを使って、どんなものを撮影できるか、できないのかは分かっていなかったが」とオルティズとのコラボを認めて、問題は一気に表面化したという。
経緯はこうだ。今週火曜日にチームとともにホワイトハウスを表敬訪問したオルティズはレッドソックスの「背番号44 Obama」のユニフォームを大統領にプレゼント。ホワイトハウスの公式カメラマンの記念撮影を済ませた後、オルティズはポケットから携帯電話をおもむろに取り出した。
「彼はセルフィーしたいようだ」と大統領が冗談を言うと、「イエス・サー、イエス・サー」とパチリ。サングラス姿のビッグ・パピと満面の笑みの大統領の2ショット写真は、オルティズのツイッターに「すごい名誉です。セルフィーできて感謝」というコメントとともに投稿された。63万人のフォロワーを持つオルティズだけに、4万近くリツイートされ、世界各国で大きなニュースとなっていた。
それが韓国の携帯電話会社とのコラボだったことが発覚すると、オルティズは苦しい弁明に追われた。ESPNによると、スラッガーは「プロモーションじゃない。大統領と写真が撮れるなんて誰も思わないだろう。何人もの人間がそれ(セルフィー)を保証できるんだ。そんなことは話題にすべきではない」と語ったが、サムソンとの関係は認めているという。
世界注目の厳粛なセレモニーの中で行われたアメリカらしい即興的なパフォーマンスは世間で好意的に捉えられていた。だが、一転、携帯会社の“コマーシャル”である疑いが浮上したことから、メジャー屈指の人気者に対する批判が一気に噴出している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count