派手さだけではない リーグトップを走る巨人とオリックスの共通点
楽天戦ではゴールデンルーキーの松井を足で攻略
そのほかにも、4月2日の楽天戦ではゴールデンルーキーの松井裕樹を足で攻略している。
1番のヘルマンが二盗、三盗と繰り返し、巨漢のペーニャも盗塁を決めるなど、隙あらば「1個でも先の塁を目指していく」という指揮官の言葉通りに攻め込んで、オープン戦では封じ込められていた相手に土をつけた。
また6日の西武戦でも、あと1アウトでドラフト1位ルーキーの吉田一将がプロ初勝利の権利が得られたが、指揮官は勝負所と見極め、チームの勝利を優先して交代を決断。全員で野球をやっているという意識を根付かせた。
戦力に驕らず、このような細かな戦術で1点を取りに行く野球が徹底され、成功していけば、今後、巨人だけではなく、オリックスの強さも続いていくかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count