阪神・岩崎優と日本ハム・上沢直之 プロ初登板、初先発、初勝利を挙げた2投手にある共通点

岩崎と上沢に共通する「水泳」というキーワード

 投手陣崩壊の危機にある阪神に誕生した救世主。ドラフト6位左腕、岩崎優投手(22)。4月2日の中日戦(京セラドーム大阪)で5回3安打無失点の好投でプロ初勝利を挙げた。開幕4試合で37失点だった阪神投手陣への希望の光となり、今後への期待も高まった。

 同じ日にヤフオクドームで日本ハムの3年目の上沢直之投手(20)もソフトバンクを相手に初登板、初先発、初勝利を挙げていた。阪神と同じく、同日にチームの救世主が誕生。強力なホークス打線を6回3安打1失点。先発投手してきっちりと役目を果たした。

 2人には、ある共通点があった。それは小さい頃から「水泳」を本格的に習っていたことだった。岩崎は小学校2年生から水泳を始め、自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライとすべての種目を泳ぐことができる。野球をやりたかったが、本格的に開始したのは中学校から。それまでは水泳部に所属し、毎日のように泳いでいた。

 上沢も本格的に野球に打ち込んだのは中学校に入ってからだった。それまではサッカーと水泳に没頭していた。ともに親が肩、肘の酷使を避けることを考えて、なるべくボールを投げないような環境作りと、肩や肘を痛めない可動範囲で投げられるようにトレーニングをさせていた。

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