本拠地デビューで7回10奪三振の田中将大を地元メディアも高評価 「マサヒロ タナカが大舞台で輝く」
再び高度な修正力が評価される
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)のオリオールズ戦で本拠地ヤンキースタジアムでのデビューを果たした。7回7安打10奪三振3失点の力投で勝ち負けはつかなかった。試合は抑えが打ち込まれたヤンキースが4-5で敗れたが、ブルージェイズとのデビュー戦に続くその力投を地元メディアは好意的に報じた。
「マサヒロ タナカが大舞台で輝く」との見出しで報じたのはUSAトゥデー紙電子版。名物記者のボブ・ナイチンゲール氏が報じている。
田中のホームデビュー戦に100社以上のメディアが集結。3万9412人の観衆が足を運び、スタンドにはコメディアンのジョージ・ロペスや全米最大の教会のレイクウッド教会のジョエル・オスティーン牧師など様々なセレブが集まったという。
その注目の一戦で田中は再び高度な修正力を評価されている。
記事では「2回に相手の9番打者ジョナサン・スコープ三塁手に甘く入ったボールを強打され、3ランホームランを浴びたが、すぐに立ち直った。FA市場で高値がついたピッチャーとなった理由を示した。そこから失点することはなかった」と報じている。
序盤の乱調は2試合連続となったが、その後に計10奪三振を記録するなどの目覚ましい復調は、7年総額1億5500万ドルの大型契約に相応しいという論調となっている。2試合先発した田中の通算防御率は3・21となった。