本拠地デビューで7回10奪三振の田中将大を地元メディアも高評価 「マサヒロ タナカが大舞台で輝く」
ジラルディ監督、そして敵将も田中の実力を評価
「メジャーでの経験は必要ない。間違いなく彼はビッグゲームで投球経験を積んでいる。彼には多大な期待が集まっている。それは今後何年も彼の肩にのしかかることだろう。これまでも選手が実力を証明しようとしてきたが、ニューヨークというに舞台に適応することがいかに難しいかということを私は話してきた。しかし、今のところ、田中の適応力は素晴らしい」
ジョー・ジラルディ監督もそうコメントし、田中の投球を評価している。
敵将も田中の実力に疑いを持っていない。オリオールズのバック・ショーウォルター監督は「今年オフの最高の補強だったと思う。彼のような選手がこの年齢で獲得できたことがキーだ。私は(田中獲得に大金を投じた)ヤンキースを責めない。私が彼らの立場なら、同じことをしただろう」と語っている。
一方、ニューヨーク・デイリーニュース紙電子版は「田中は10三振を奪ったが、ボンバーズ(ヤンキースの愛称)はオリオールズに敗れる」の見出しで試合を特集した。
「マサヒロ タナカは自分の仕事をこなしたが、ショーン・ケリーはそれができなかった」という書き出しで、田中の投球を評価しながらも、9回に2失点を喫した抑えのケリーのパフォーマンスを批判。また、「タナカはビッグな三振ショーで輝きを放った。10三振で四球は1つ。だが、スコープのスリーランでヤンキースとともにつまずき、勝敗はつかなかった」と報じている。
一方、ニューヨーク・ポスト紙電子版も「ヤンキースの抑えが田中の本拠地デビューを台無しにした」という見出しで報道。田中の力投を生かせなかったケリーの炎上を責めていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count