圧巻の投球を見せた田中将大を現地メディアもこぞって称賛 「カブスを支配」「宝石のように輝く投球」
スプリットは凄まじい変化
ヤンキースの試合をライブ中継する「YESネットワーク」のジャック・カリー解説員は自らのツイッターでマー君の3試合目の衝撃をこう報告している。
「田中は正確で力強く、冷静だった。10三振のうち8つがスプリット。それは凄まじい変化だった」
さらに「田中は先発3試合で28奪三振、2四球。偉大なピッチャーですら、連続試合でこの比率のピッチングを成し遂げたことはほとんどないのでは」と興奮冷めやらぬ様子で賛辞を送っている。
また、ニューヨークポストも「タナカが10奪三振でカブスを支配」と報じるなど、辛口の地元メディアも絶賛モード。ジョー・ジラルディ監督も「素晴らしいピッチングをしてくれた。ラリー(ロスチャイルド投手コーチ)が彼に要求していたことをマウンドで体現してくれた。黒田に相談できることも大きいかもしれない。若いうちには適応に関して、頼れる人間がいることは大きい」とコメントし、黒田博樹の存在がメジャーでの早期適応を促したという分析を示している。
これで楽天時代から通じてレギュラーシーズンでは30連勝。田中がメジャーの舞台で前評判に違わぬ実力を存分に示している。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count