田中将大の快投を支える驚異のストライク率 ルーキー右腕の適応能力に驚きの声も

特筆すべき「71」という数字

 ヤンキースの田中将大投手(25)が16日のカブス戦で8回2安打無失点10奪三振と圧巻のピッチングを披露し、メジャー2勝目を挙げた。決め球のスプリットを武器に2試合連続の10奪三振、デビューから3試合合計で球団新記録の28奪三振を記録したことが話題となっているが、特筆すべき数字がもう1つある。

 71パーセント。

 この数字がバント安打2本だけによる快投劇、そして奪三振ショーを生み出したといっても過言ではない。

 これは、田中がカブス戦で記録したストライク率だ。メジャーでは、登板した投手の全投球数のうち何球がストライクだったが必ず発表される。ルーキー右腕が投げた107球のうち、ストライクは76球。これは実に高い割合だ。

「浅いカウントはどんどん積極的にストライクゾーンで投げていければと思っていたので。まあ、それは出来ていたと思います」

 本人も試合後にこう振り返っている。

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