今季のヤンキースにはこれまでにないほどの結束力がある!? エースの意味深発言が波紋を呼ぶ
今季のヤンキースで強まっているケミストリー
ヤンキースのCC・サバシア投手が17日のレイズ戦の勝利後、「過去、数年間と正反対で今年はチームのケミストリー(結束力)が本当にいい」と意味深な発言を残し、全米で話題になった。
このコメントを「今日の一言」としてツイートしたのは、高級紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」のヤンキース番記者、ダニエル・バーバリシ氏だ。
サバシアはこの日、4点リードの2回無死一、二塁の大ピンチで、強烈なサードゴロを打たれたが、味方の好守により、トリプルプレーで切り抜けた。サバシアにとっては昨年4月12日のボルティモア戦に続く三重殺で、喜色をにじませていた。
同投手が「ケミストリー」と表現した理由は色々と考えられた。たとえば、この日の内野陣の連携の素晴らしさ。主将のデレク・ジーター遊撃手が今季限りでの現役引退を表明したことで、英雄の花道を飾ろうとピンストライプの名門は今季、一丸となってもいる。
また、レイズ戦のベンチで背後からジーターに軽く叩かれ、ニコニコ笑顔を浮かべていた田中将大投手や、今季メジャーに昇格し、この日初ホームランを放つなど大活躍しているヤンガービス・ソラルテ内野手のような若手の“いじられ役”の加入もチームの雰囲気を明るくしているだろう。今オフ、ブレーブスから加入したブライアン・マッキャン捕手も人格面やリーダーシップに定評があり、ベンチの雰囲気を盛り上げている。
だが、エースの意味深なコメントに対しては、憶測が憶測を呼んだ。