70連敗の東大が模範とすべき千葉ロッテの姿勢
負けたくて負けているわけじゃない
負けたくて、負けているわけじゃない。力の差も、体力差もあることはわかっている。それでも強豪の5校とリーグ戦を戦わなくてはいけない。東京大学が20日、慶応大に敗れ、引き分けを挟んで70連敗を喫した。リーグワーストタイ記録だった。スタンドからは次の試合こそ勝利を願うOB、ファンからの拍手が飛んだ。
プロ野球の記録では1998年に千葉ロッテが記録した18連敗が最長である。6月13日のオリックス戦から始まり、7月8日のオリックス戦まで約3週間も勝利の女神はロッテに微笑まなかった。
6月13日、当時、投手陣の軸にならなくてはいけない小宮山悟投手が5回5失点KO。ここから悪夢が始まった。
このシーズンはリリーフの河本育之が故障。リリーフ陣の整備ができず、最終的には最多勝を獲得するエースの黒木知宏が、連敗ストッパーを託され、緊急リリーフをした試合も多かった。
5連敗で迎えた6月20日の日本ハム戦ではリリーフに失敗。翌21日も連敗を6で止めるために1点リードした9回にマウンドに上がったが、逆転サヨナラホームランを浴びるという悲劇にあった。黒木は3度もリリーフに失敗した。