メジャー初の連投に「甲子園」を引き合いに出す現地メディアも 不慣れな役割でも勝利に貢献した松坂大輔に称賛の声

メッツにおいて松坂の存在が大きなものになりつつある

 もっとも、「それは16年前の出来事だ」とも説明。松坂が3イニングを投げ終えた後にチームがサヨナラ勝ちを決めたときには笑みを浮かべていたが、新たな役割について聞かれると違う反応を示したとしている。宙を見つめ、考え込んだ後に、慎重に言葉を選んだという。

「自分は(メジャーで)それ(救援登板での連投)を以前にやったことがないことを言い訳にはしたくない。現時点では、これが自分の役割。ただマウンドに上がり、いい投球をするだけだ」

 右腕は米メディアの取材に対して、通訳を介してこう答えたという。

 ESPNの記事は「連投はメジャー初だったが、松坂にとっては全くの初めての経験ではなかった」と締めくくられている。先発が本職の右腕が、リリーフでも役割を全うしたことに、敬意を表していると言えるだろう。この投球を続けていれば、間違いなく先発するチャンスはやってくる。メッツにおいて、松坂の存在が大きなものになりつつある。

【了】

フルカウント編集部●文 textbyFull-Count

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