鬼門の地で3失点に踏みとどまったダルビッシュ 地元紙は「エースはまだオークランドで苦しんでいる」との見出しで特集
オークランドでまたも苦しんだダルビッシュ
レンジャーズのダルビッシュ有投手が現地時間21日のアスレチックス戦に先発し、6イニングを投げ、今季最多の8安打4四球と苦しみのピッチングとなった。しかし、6奪三振で3失点に踏みとどまり、試合もレンジャーズが4-3で勝利。ダルビッシュは3試合連続で勝敗は付かなかったものの、先発した4試合でいずれもレンジャーズの白星に貢献している。
「ダルビッシュはついに味方の援護を序盤に受けたが、エースはまだオークランドで苦しんでいる」という大見出しで特集したのはダラス・モーニングニュース電子版だ。
「2つの重大な事象が試合序盤に起きた。レンジャーズが序盤でダルビッシュを援護できたこと。これはダルビッシュの今季3試合の登板ではなし得なかったことだ。2つ目は2回に(アスレチックスの)ブランドン・モスがホームランを放ち、リードを帳消しにしたこと」という書き出しで記事は始まっている。
レンジャーズは1回表に先頭打者の秋信守がホームランを放った。ダルビッシュはこの日までに今季3試合に登板し、22イニングを投げ、味方の援護はわずかに2点だった。今季4試合目にして初めてリードをもらったが、2回の先頭打者のブランドン・モスにホームランを許してしまった。モスはダルビッシュ相手に通算16打席で4ホームラン。この一発を皮切りに、この回3失点を喫してしまった。
モスだけではない。アスレチックス自体も苦手としていた。昨年までに登板した試合は通算1勝6敗で防御率4・30と、この日まで6連敗中だった。
しかも今回の舞台となった相手の本拠地「オー・ドットコー・スタジアム」は鬼門中の鬼門。ESPNによると、昨年までの成績は0勝2敗。10回1/3を投げ、3本のホームランを含む11安打、12四球で防御率は9・58と厳しい数字が並んでいた。