レッドソックス・田澤純一がヤンキース戦で1回無失点と好投も、“敗戦処理”の起用を地元記者が批判

今季11試合無失点

 レッドソックスの田澤純一投手が3-9で大敗したヤンキース戦の9回表に登板。先頭打者のブライアン・マッキャンにレフト前ヒットを打たれたが、イチローを含め後続をピシャリと抑えた。投げた12球のうち10球がストライクという素晴らしいピッチングだったが、中継ぎのエースを“敗戦処理”に起用したジョン・ファレル監督の采配を、地元メディアが批判している。

 地元紙「ボストン・グローブ」のレッドソックス番記者、ピート・エイブラハム氏は自身のツイッターで「この場面での田澤の起用は大いなる無駄だ」と非難。昨年のワールドシリーズ制覇に貢献した中継ぎのエースは今季11試合に登板し、無失点。19日のオリオールズ戦では今季初勝利を挙げている。

 抑えの切り札、上原浩治投手とともに驚異の防御率0・00をキープし、田澤の白星後にはファレル監督も「試合の終盤では彼らに重度の依存をしている」と2人を賞賛していた。だが、勝敗の決した終盤での投入はいたずらに田澤を疲弊させるだけと番記者の目には映っている。これも田澤の現地評価の高さの裏返しと言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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