黒田博樹、田中将大に最大の難敵!? 「500発男」の次の標的は日本人投手
田中はプホルスに力の勝負を挑むのか?
22日にエンゼルス戦に向けてブルペンに入った黒田は、エンゼルス戦への対策について「これからですね。ビデオを見て、バッターの特徴とかを見ていかないといけない」と話した。
また、調子が上がらない中でのスライダーの使い方についても「状態を考えると、コースを狙わないといけないという部分で(前回登板では)球数が増えたり、カウントを悪くしたりっていうのがあったので、まずはアグレッシブに攻めていこうかなと思ってます」としている。消極的になることだけは避けたいようだ。
そして、黒田が投げる2日後にはデビューから好投を続ける田中がスーパースターに挑む。ここまで4試合は3勝無敗、防御率2・15と堂々たる数字が並ぶ。35奪三振、2四球という投球内容には早くも米メディアが脱帽しており、投げるたびに評価が高まっている。
22日のレッドソックス戦も敵地のフェンウェイ・パークで7回1/3を7安打2失点7奪三振と快投。降板の際には宿敵であるはずのボストンのファンまで盛大な拍手を送り、投球をたたえた。
ただ、この試合ではデビッド・オルティス、マイク・ナポリに2者連続で特大の一発を浴びた。特に、オルティスの打球は飛距離482フィート(約146・9メートル)という強烈な当たり。メジャー屈指の打者のパワーを見せつけられた形だ。
この試合では、本塁打を含めてヒットを打たれたボールはいずれも速球系だった。巧みな投球術で結果を残してきているルーキー右腕だが、プホルスに力の勝負を挑む場面はあるのだろうか。目が離せない対決であることは間違いない。