黒田博樹、田中将大に最大の難敵!? 「500発男」の次の標的は日本人投手
田中がこれまでに対戦した中で最強のバッター
プホルスはカージナルス時代の2001~11年にMVPを3度受賞。打率3割、30本塁打、100打点を10年連続で記録した、メジャー史上唯一の人物だ。2011年のワールドシリーズでは、第3戦で3打席連続本塁打という離れ業もやってのけた。
エンゼルス移籍後は成績を落としたと言われている。確かに、昨年こそ右足裏の負傷で99試合の出場にとどまったものの、2012年は打率2割8分5厘、30本塁打、105打点の数字を残している。メジャー史上最高の打者の1人であるという意見に異論のあるものはいないだろう。
田中は「まだまだやれると思っているので、少しずつでも上げていければなと思っています」と、ここまでの投球にも満足した様子はない。本来の力を発揮すれば、さらに素晴らしい結果を残せるという自信を漂わせている。
オルティスとナポリのホームランについても「打たれた球はもちろん甘い。まぁ、色んな球種の選択もある中で今日はああいう風になったので。また次、対戦があるので。どこかで絶対あたると思うので、教訓にしたいですね」と話しており、反省材料でしかないようだ。
プホルスは、間違いなく田中がこれまでに対戦してきた中で最強のバッターだ。さらに、エンゼルスには今やプホルスを上回る評価を得ている2年連続MVP次点のマイク・トラウトもいる。完璧に抑えるようなことがあれば、右腕の評価はさらに高まることになる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count