ピネダの不正投球が発端でルール改正を議論か ヤンキース監督が示唆

どのピッチャーもやっていること

 ヤンキースのマイケル・ピネダ投手が23日のレッドソックス戦で松ヤニを使用する不正投球で退場となった問題で、ジョー・ジラルディ監督はメジャーリーグ機構とルール改正について話し合いを持つ意向を示した。スター・レジャー紙電子版が報じている。

 メジャーリーグでは投球の際に外的物質を用いることを明確に禁止しているが、記事では、時に寒い日の試合では松ヤニやサンスクリーンとロージンバッグを混ぜた物体を用いて、ピッチャーがグリップを良くすることが慣習化していることを指摘している。

 それを打者側が問題視していない理由として、時速90マイルの速球を身体にぶつけられるよりも投手が狙った場所に投げられる方がいいとしている点が挙げられており、実際にレッドソックスのマイク・ナポリは同紙の取材に「どのピッチャーもやっていること」と語っている。

 ピネダは2回裏に右の首筋に目立つほど大量に付着させていた松ヤニを塗りこみながら投げ、レッドソックスのジョン・ファレル監督はゲリー・デイビス主審に調査を依頼。手のひらとボール、右の首筋をチェックし、松ヤニを確認したため、退場処分となった。MLBのルール違反で10試合の出場停止処分が自動的に科されることになるという。

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