松坂大輔の守護神デビューに現地メディアは「驚愕」 チームメートは「秘密兵器になる」
今後もクローザーとしての起用を示唆
別のESPNの記事で指揮官は、「もしも、彼が試合の終盤に投げるとすれば、8回か9回あたりになる。彼が5回、8時15分あたりで消耗しているのは見たくない。彼にはセーブのようなものを与えたい」と説明し、松坂をファーンズワースと併用し、クローザーとしての継続起用を示唆している。
9回にブルペンから松坂が登場したことに驚いたというアンソニー・レッカー捕手は打者3人に投げた15球において5種類のボールを要求したという。松坂には合計6つの球種があり、数少ない球種で勝負する典型的なクローザーとは一線を画している。
「打者に対する彼の最大のアドバンテージはどの球が来るのか予想できないこと。秘密兵器になるし、相手を追い込むこともできる」
レッカーはそうコメントしている。
松坂のメジャーでの今季登板4試合はすべてブルペンから。通算防御率1.69という数字も素晴らしい。スプリングキャンプ後に命じられたマイナー行きの挫折を見事乗り越えたDice-Kはクローザーとして大輪の花を咲かせるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count