ダルビッシュの最短降板が衝撃を呼ぶ 現地記者も「ダルビッシュがメジャー人生で最短のイニング」と速報
先発66試合で5回まで持たなかったのはたったの2回
レンジャーズのダルビッシュ有投手が現地時間28日のアスレチックス戦で先発し、3回1/3を投げて6安打4奪三振2四球4失点と今季初の大乱調となった。ESPNのリチャード・ダレット記者は自身のツイッターで「ダルビッシュがメジャー人生で最短のイニング」と速報するなど、昨年サイ・ヤング賞候補の2位に選出された大エースの炎上を衝撃をもって伝えている。試合は0-4でレンジャーズが敗れ、ダルビッシュは今季初黒星を喫した。
ダルビッシュは4回途中までで83球を投げ、ストライクは54・2%の45球と制球に苦しんだ。3回表1死から四球を与えると、そこから2失点。4回表にはヒットと三塁打を立て続けに許し、そのまま2失点を喫した。その後、犠牲フライのワンアウトしか取れずにマウンドから引きずり降ろされた。
これでダルビッシュが継続してきた球団記録もストップしてしまった。MLB公式ホームページのジェーン・リー記者のツイッターによる速報によると、ダルビッシュは先発試合でこの試合前まで56試合連続で5回以上を投げており、これはレンジャーズ記録だったが、残念ながらここで止まってしまったという。また、今現在5イニング以上を投げ続けている投手の連続試合数では、ダルビッシュは2位以下に約20試合の差をつけてダントツの1位だった。
サンフランシスコ・クロニクル紙のアスレチックス番記者のスーザン・スラッサー女史もツイッターで「ダルビッシュがメジャー66試合の先発で5回まで持たなかったのは、これがたった2回目」と速報している。これまで唯一5回まで持たなかったのは2012年5月21日のマリナーズ戦で、その際は4安打6四球5失点・4回で降板している。
アスレチックスはダルビッシュが苦手としている相手だった。昨年までの対戦成績は1勝6敗で防御率は4・30。今季初の対戦となった今月21日も勝敗はつかなかったものの、6イニングを投げて今季最多の8安打を打たれ、3失点を喫していた。
ダルビッシュの今季成績はこれで1勝1敗。防御率は2・59となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count